でばがめ やじうま おっちょこちょい

読んでおもしろかった本、気になる人、心に残った言葉を紹介します。

信頼について

きょうは信頼について。
将来のこと、未来のことについての記事や文章をよく読んでいて、最近よく見る「信頼」という言葉。
きょうは、信頼について考えてみたい。

これからの経済は間違いなくゼロ成長。それどころか、既に経済は飽和しているのでマイナス成長になる可能性もある。
企業は、拡大につぐ拡大、前年比の達成をし続けるビジネスモデルよりも、持続的継続的にビジネスを維持していくことが必要になる。要は、サスティナビリティが企業を運営していく上で、さらに大切になってくるのでは?
そのためには、消費者との間に「信頼」という絆が不可欠だ。そして長いスパンで、関係を築くこと、それが信頼。

「信頼」というと綺麗事のように感じるが、ただ人を信じ愛しましょうという信仰的な話ではなく、信頼に基づく社会にしたほうが、トータルで利益やメリットが大きい、という訳だ。

もう有名な本だが、未来の価値観の変化をずばりと言い当てている本が、糸井重里著の「インターネット的」。 

インターネット的 (PHP文庫)

インターネット的 (PHP文庫)


そして、それを深掘る形で「正直ものはばかをみるのか?」に答えを出した名著がこちら。
安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)

安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)


 最後に、少し方向性はずれるが、これからの消費行動について、世界の最先端をいくアメリカの事例で時流をとらえた一冊。

ヒップな生活革命 (ideaink 〈アイデアインク〉)

ヒップな生活革命 (ideaink 〈アイデアインク〉)


いずれも大変大変おすすめ。
私としては、信頼に基づく社会こそが未来の世の中なのだと思います。もちろん、性善説と片付けられてしまう批判も承知しています。


つぎは、クリエイティブでインディペンデントな人が集まると言われる、アメリカの「ポートランド」について。
優れた都市再生事例、DIYやメイカーズブームの先駆けともいえる最先端の都市で、全米で最も住みたい街にも選ばれている、とてもすてきな場所。クリエイティブシンキングの住むところ、なんて言われています。